同日夕刻――トリステイン魔法学院・食堂――


ふむ、ここらでタバサとキュルケに会えるかとも思ったんだが、考えていた以上にあの沈黙と話は長引いていたらしいな。

食堂にほとんど人が居ない。

とは言え、少なくない人数の人が居るから俺やルイズを見る目がまったく無いと言う訳でもないが。

失敗しだった。

服の袖を直すの忘れてたから、使い魔のルーンはともかく刻印方術の刻印が物凄く悪い意味で目立ってる気がする。

これだけ大量に刻印が刻まれとると、メイジ云々と言うよりも裏路地に居るチンピラか胡散臭い呪術師を名乗る者のようだから仕方が無いのかもしれんが。

さっきルイズが沈黙している間に裁縫セットでも借りておけば良かったか、失敗した。

……いや、これはある意味良い結果になるかもしれないな。

シエスタとの接点を作るのに、利用出来るやもしれん。

「どうしたのよ、急に立ち止まって?」

「服を直すのを忘れていたせいで、この刻印が悪目立ちをしている事に気付いてしまっての」

「……そう言えばそうね」

「明日の朝には直して置くから、気にするな」

この程度なら三十分かそこらで直せるだろう。

「直すって、その刻印方術とか言うのを使って?」

「いやいや、刻印方術は戦争以外に使い道が無いからそんな事は出来んよ、ただここにも平民は居るんだろう?」

「居るけど、それがどうしたのよ」

「うむ、針と糸を借り受けて我が直す」

「……そんな事、出来るの?」

「当然だな」

戦場に立った事もあるが、戦場に出てしまえば貴族ならばともかく平民扱いの俺は身の回りの世話を他人に任せる訳にもいかなかったからな。

掃除以外の家事技能は大幅なレベルアップに成功している。

掃除に関してはここでの生活とルイズ達の部屋の掃除をシエスタに教育された結果、プロの領域に到っていると言う自負はある。

レベルアップしたと言っても、料理に関しては戦場料理だからなんとも言えないが。

「アンタ、一体何が出来るか説明しなさいよ。
 後で、改めて」

「何をと言われてもな、先も言った通り戦闘と家事全般を人並み程度に、だが?」

シエスタの教育の結果、掃除に関してだけは一流を名乗っても良いが名乗る必要もなければ名乗って受け入れられて嬉しくもないから言わないが。

とりあえず席の一つを引きルイズを座らせ、それを確認したのかシエスタではない別の給仕が食事を運んでくる。

シエスタは厨房の方に下がっているのかもしれない。

しかし、ここで働く者達に対する教育は行き届いているな。

ただ、前回は俺も食べ盛りだったからさほど疑問にも思わなかったが、この食事は十五〜六の少女が食すには多過ぎる。

それはともかくとして、当然の如く俺の料理が無いのと給仕をしている者達が俺を変なモノを見る目で見て行くのはどうにかならないものか。

刻印以外はいたって普通の外見をしているはずなのだが。

……まぁ、この時期はもっと身体は鈍っていたはずなのに、歴戦の戦士の如く妙に引き締まっているがの。

「ちょ、ちょっと、アンタ、何やってのよ!?」

「ん、いや、ただナプキンをかけているだけだが、それがどうかしたか?」

考え事をして居る間に、前の記憶の通りに動いていたんだが。

どうも、後ろから抱き締めるように腕を前に回して膝の上にナプキンをかけたのは“まだ”お気に召さないらしい。

当然と言えば当然だがな。

「な、何で、こ、こんな、抱き締めるみたいな!?」

「ふむ、なんならこのまま頬にキスでもプレゼントしようか?」

「ッ!?」

ふむ、人前で口付けも済ませたと言うに、頬にされるのが恥ずかしいとは。

わからんな。

女心と言うものはどれだけ時を経ようと、経験を積もうと良くわからんものだ。

……我が鈍いだけと言えなくも無いのが悲しいところだが。

「ルイズ、冗談だから魔法を使おうとするな、貴族ならばどのような状況であろうと優雅でなければ」

「うぅ〜」

怒りか照れか。

顔を真っ赤にして悔しそうに唸ってはいるが、それだけで何もしない辺り俺の言葉に一理あると思ってくれたんだろう。

だがアレだ、ルイズをからかい過ぎるとエクスプロージョン(失敗ver)が飛んでくるのを忘れていた。

気をつけなければ。

「じゃあ、アンタはそれ食べてね」

そう言って指し示されたのは例の如く何時の間にか運ばれてきて、床の上に置かれて居る硬くなったパン二切れと野菜屑とか肉片とかのスープ。

……味は悪くないんだけどな、一応。

戦場で粗食どころか蛇とかネズミとか昆虫とかを食って生き延びた経験があるから、これでも十分御馳走だと思える。

思えるが、目の前にコレだけ豪勢な料理並べられているのに喜び勇んでこの貧相なスープを喰う気になる訳も無い。

本当に、食事の改善は最優先事項だな。







―― 一時間後――


俺は五分ほどで食事を終え、ルイズも先ほど食事を終えた。

いくら戦闘技法等を中心にした経験が強く根を張って居るとは言え、早食いは直さねばならんな。

……この粗食をどうにか出来れば今の精神状態も改善される気がしなくもないが。

「部屋に戻るわよ」

「ルイズ。 申し訳ないが俺は給仕の誰かから針と糸を借りるから、先に戻ってくれ」

「むぅ、わかったわよ」

この頃は恋愛感情なんて欠片ほども感じていなかったな。

となると、この反応は使い魔が勝手に動くのは気に食わない、気に食わないけどこのままでもちょっと困るから仕方が無いと言った所か。

難儀な。

「早く戻ってくるのよ!!」

「わかってるよ、ルイズ」

笑いながら答えてルイズを食堂から見送り、ざっと食堂内に目を走らせると給仕の女の子は皆一斉に視線を逸らしてくれた。

これは、怯えられてるのぉ。

「あ、あの」

「ん?」

声をかけられ、振り返るとそこにはシエスタが居た。

ああ、でもちょっと怯えてるな、シエスタも。

貴族でもなんでもない、こんな刻印と言うかタトゥーを彫り込んだ男が居たら怯えられて当然かもしれないが。

「貴方は、その……」

ルイズと一緒に居たから、どう言う対応をすべきか思いつかないんだろう。

困った顔でおろおろしているシエスタも愛らしいが、それを何時までも見ているのも失礼か。

助け舟を出してやろう。

「我は平賀才人、ルイズ・ド・ラ・ヴァリエールが使い魔だ」

「使い魔、ですか?」

「ああ、平民と言う存在にも分類されるがな」

俺としては守護者とか戦士とか名乗っておきたいんだが、戦が行われて居ない今にそんな名を名乗っても恥ずかしいだけだからな。

そもそも訳がわからないだろうし。

「君は?」

「え、あ、私はここで給仕をしているシエスタって言います」

「うむ、これからしばしば世話になるだろうが、よろしく頼む」

「はい、こちらこそ」

うん、やはり良い子だ。

「それで、悪いが針と糸を分けてくれないか?」

「え、針と糸、ですか?」

「うむ、今日召喚された際にこの『使い魔のルーン』が刻まれたのだが痛みの余り袖を引き千切ってしまってな、それを修繕しなければいけなくての」

「はぁ」

コレはどう言う意味なのか。

俺が裁縫をするなんて事が信じられないのか、このルーンが自分が望んで彫ったタトゥーで無い事を驚いているのか、どちらだろう。

予想外の事を言われて驚いているだけ、と言う可能性も捨て切れないが。

「糸の色は黒で良いんですか?」

「うん、黒で」

「わかりました。 じゃあ、すぐに持ってきますね」

「ああ、ちょっと待ってくれ」

「え、あ、はい」

あっさりと俺の事を受け入れてくれたのは嬉しいんだが、あっさりと受け入れ過ぎじゃないか、シエスタ?

自分で言うのもなんだが、俺は間違いなく怪しいんだから。

っと、それについては後々話すとして、呼びとめたのだから説明しなければ。

「すまないがパンでも分けてもらえないかね。
 もちろんタダと言う訳にはいかないだろうが、こちらの世界の金は持ち合わせて居ないのでその分の料金は働いて返させてもらうが」

「え、いえ、あの、私達が食べている賄いでよければお分けしますけど、お金なんて取りませんわ」

「そう言って貰えるのは嬉しいのだが、我としてはそれでは心苦しいのでね」

「……じゃあ、給仕のお仕事を手伝ってくれますか?」

「それくらい、喜んで」

礼を言った瞬間、狙い済ましたように腹がなる。

別に狙った訳ではないのだが、タイミングが良すぎるな、コレは。

「あはっ、じゃあ、まずは厨房に行きましょう」

「むぅ、すまないな」

これは、アレだ。

無性に恥ずかしい。

とりあえずまっとうな食事を確保出来ただけ良かったと判断しておこう。

それに、何よりもシエスタとの繋がりも出来たのが嬉しい。



二十分後――厨房――


厨房に入った瞬間、コックの面々から不審人物を見る目で見られたものの一緒に居たシエスタの説明のおかげで打ち解けるとまではいかないが、とりあえず受け入れて貰えたらしい。

ちなみに、シエスタは俺の事を『お腹を空かせているみたいですから、ご馳走してあげてください』と簡潔に事実だけを伝えただけだ。

何か面白いと言うか、突拍子も無い事を言ってくれるのではないかとちょっと期待していたのだが、残念だ。

それはともかく、今俺は以前と同様に賄いの具沢山スープとパンをご馳走になっている。

今ではこちらの世界での記憶の方が地球での記憶よりもよほど濃密で大半を占めているとは言え、やはり米が食えないのは寂しい限りだ。

仕方がないとは理解してはいるが、やはりな。

ただ、ここの賄いは下手なコックの料理等と比べるのが馬鹿らしくなるほどに美味いからそこら辺はどうでも良く思えても来る。

ここに俺を連れてきたシエスタは、何故か俺の横に座ってパーカーの袖を縫ってくれている。

優しさ、何だろうかコレは?

まぁ、どちらにしろシエスタらしい行動だとは思うが、初対面の男にこんな事をすると誤解するぞ、普通。

厨房の面々の『これはシエスタが優しいだけだからな、わかってんのかテメェ、ああ?』と言う、目は口ほどにモノを言うと言うことわざの意味を実感させてくれる視線が語っているので誤解はしないが。

別段そんな視線なんて向けられずともシエスタの優しさとか色々なモノは誰よりも俺が理解しているつもりだから、そんな視線に意味は無いが。

「でも、サイトさんって本当に美味しそうに食べますね」

「む、美味いモノを不味いと言う顔をして食べるのは失礼だろう」

作り手に対しても、食材に対しても。

昔、シエスタと喧嘩して仏頂面して食べてたら『美味しく無いなら食べちゃダメです!!』とか激怒されて一食抜いたのは良い思い出だ。

それがここでも起きるかどうかは、“まだ”予測すら出来ないのだが。

「ん、出来ました」

「助かった、ありがとう、シエスタ」

「いえ、私も丁度休憩時間でしたし、今日は偶然誰とも休憩時間が合わなくて退屈でしたから」

だからと言って、我の繕い物をする必要もなかろうに。

まったく、この子は。

そんな楽しそうな顔で笑われると、思わず抱き締めたくなるではないか。

「それにしても、この服の生地って変な感じがしますね」

「うむ、我の故郷はトリステインと国交も何も無いからそう感じるのも仕方がなかろう、我が国では一般的な生地なのだがな」

「へぇ、サイトさんって何処の生まれなんですか?」

「ロバ・アル・カリイエよりも更に東、国の名は日本と言う」

別に、国名を言っても問題はあるまい。

シエスタにはロバ・アル・カリイエよりも東にある日本と言う国名に覚えがあるかもしれないが、偶然同郷の生まれだったと言うだけの話だ。

その意味を理解している訳ではないのだから、心配する必要もなかろう。

しかし、シエスタがその事を知っている理由は、シエスタが日本とどう関係があるのかはわからないか。

この複合された記憶と言うのも存外厄介だな。

「私のひいおじいちゃんも東から来たそうなんですけど、そんな国があるだなんて知りませんでした」

「ふむ、存外我と同郷だったのかもしれぬな」

「本当ですね」

楽しげにそう答えてはいるが、もし本当にそうだったと知ったらシエスタはどうするのだろう?

俺がシエスタの祖父の出身を“思い出せた”と言う事はその時か、その前後に何かがあったような気がする。

やはり、何が起きたのかと言う事までは思い出せないが。

これだけひっかかると言う事は何か重要な事があったのだろうが、思い出せないのならば仕方が無い。

シエスタの祖父の故郷が明確に理解出来る状況になったらその前後に何かが起きると覚えて置くしかない。

未来の事を多少なりとも知っているのに、それに対して何も出来ないと言うのももどかしいものだ。

だが、今回のこのやりとりは収穫があった。

単語、もしくは事が起きれば思い出せる、と言う事だな。

基本的にそれだと手遅れになればこそ、先手を打つのは少々難しいかもしれぬが。

また、シエスタに救われたか。

今ここに居るシエスタがしてくれた事ではないが、礼をせねばいけないな。

「シエスタ」

「はい?」

思いついてしまった以上は、それを言葉にして伝えないとな。

笑顔を浮かべていた表情を改め姿勢を正し――元から何時でも動けるようにしっかりとしていたが、心持ちと言う話――、シエスタの顔を正面からまっすぐに見つめる。

俺に名を呼ばれたシエスタはまずきょとんとした顔をし、次いで何を言われるか想像したのかほんのりと頬を紅く染める。

ここで告白するのも面白いかもしれないが、それはしない。

毎食毒殺の心配をするのもなんだからな。

「我の職務は主たるルイズ・ド・ラ・ヴァリエールを護る事だ」

「は、はい」

予想していた言葉とは違うからだろうか、何を言うのかと言う疑問がシエスタの顔に浮かぶ。

ついでに、周囲からの殺気もちょっと治まったのは救いだろうか。

「その職務に反する事が無い限り、あらゆる害意から我はシエスタは守り通す事をここに誓おう」

「ふぇ?」

うむ、混乱の極地、と言った顔も愛らしい。

……じゃなくて、唐突過ぎたか、やっぱり。

まぁ、これはシエスタに伝える必要なんて何処にも無かったのだが、我がしたかったのだ。

それに、シエスタの愛らしい表情を見る事が出来た事を喜べば良い。

「さて、あまり長居しても厨房の方々に迷惑がかかるだろうから、俺はここで失礼させてもらおう」

「え、あ、は、はい」

「仕事は明日、朝食を分けて貰った後に手伝うから。 それじゃあおやすみ、シエスタ、皆さんも」

「はい、おやすみなさい」

俺の言葉の意味が理解し切れて居ないのか固まっている面々に笑顔でそう言い置いて厨房を出て行く。

十秒ほど経った頃、背後から何やら怒号らしきものが聞こえてきた気がするがきっと気のせいだろう。

例え、さっきの言葉がプロポーズじみていたとしても。



夜間――ルイズ居室――


部屋に戻った瞬間から、何故かルイズに凝視されている。

中々に鋭い眼光だが、俺は何かしたか?

別段遅くなったと言う訳でもないと思うんだが。

パーカーの袖が直っている事がおかしいのか?

別にその点に関しては、俺の技量がそれだけ高かったと言えば済むのだから問題は無いと思うんだが。

「……あんた、初対面の女の子にプロポーズしたんだって?」

何故知っている。

と、言うかアレはプロポーズではない。

「ほら、何か言ってみなさいよ」

言い訳はある、それこそ幾らでも。

だが、困った。

記憶には無いのだがよほど何時かの俺はルイズのこの威圧感が苦手だったんだろう。

我自身はさほどのプレッシャーを感じている訳ではないのだが、言葉を口にしたくとも喉にはりついて言葉になってくれぬ。

「う、ぬ、それ、は、その、アレだ」

「アレってどれかしら?」

落ち着け!!

いやそれもそうだが、冷静になれ、俺!!

これから俺はハーレムを作るつもりで居るのにこの調子で良いと思ってるのか!?

この程度のプレッシャーに屈してどうする!!

「べ、別に、ぷ、プロポーズなど、して、しては、居らんぞ、我は!!」

この程度の事を言うのにわざわざ叫ばねばならんとは、何たる不覚。

「あら、使い魔が私を見捨てでも守るだなんて、そうとしか思えないじゃない?」

「それは違う。
 俺は何があっても、何が敵であってもお前を見捨てたりはしないし決して傷つけさせたりはしない。
 ルイズは俺にとって何よりも大切な人なんだから」

これは、嘘じゃあない。

複数のヒラガサイトの集合体であるが故に、その想いと同じくらいの強さで他の皆を大切に思う俺も居たりするが。

「あ、ぅ、で、でも、そう聞いたんだから!?」

「黙れ、俺はお前を護る、絶対にだ!!」

っと、いかん。

今度は別方向に暴走しかけているぞ、冷静になれ、俺。

何を力一杯ルイズの肩を掴んで叫んでいる。

……あ〜、だけどこれ、チャンスか?

真っ赤になって黙り込んだルイズ。

この体勢。

そして、この流れ。

口付けて、その先に流れ……って、だから待て、我。

テンションが上がり過ぎだ。

そこまで行ってどうする。

そう言う事は順を追って、ゆっくりと、だ。

ルイズはただでさえ照れると暴走するのだ、例えホンモノで無くともエクスプロージョンは洒落にならん。

「さ、さぁ、その、色々と話したり説明したりするのは後でも出来よう、今日はもう寝てはどうだ?」

「え、あ、うん」

言いながらマントを受け取ってクローゼットに仕舞い、寝巻きのネグリジェを取り出してベッドの上に置いて着ているモノをゆっくりと脱がせて行く。

俺が手馴れているからだろう、ルイズは何の疑問も抱かず一枚ずつ服を脱いで行く。

冷静でいろ、俺。

獣になるな、俺。

「っ、なっ、なな、なに脱がせてるのよ!?」

「何、着替えの手伝いだが、これも雑用の内だ、違うか?」

「あ、ぅ、その、ち、違わないけど、ダメ!?
 アンタ、何か違うから、絶対にダメ!?」

「ふむ、そうか、じゃあ俺は廊下に出ているから、着替えが終わったら教えてくれ」

「う、うん」

前は小生意気な娘だとか思ってたが、こうやって見ればどうだ、何と可愛らしい。

さて、廊下に出て待つか、ルイズの着替えが終わるのを。

キュルケが部屋から出て来たら何と言おう?

どう考えても俺は不審者だからな。

それと、明日の朝には誰がルイズにおかしな事を吹き込んだのか調べねばいけないな。

ついでに、何時戦闘になっても良いようにアイツを呼び出して置く必要もあるか。




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あとがき


さて、十代の性欲を持て余すサイトのお話でした……や、別にそう言う話でもありませんが

サイトがシエスタと知り合う、ついでにサイトがルイズをからかって遊ぶ、とかそんな感じでしょうか

原作ストーリーとは少々話の流れが変わっていますが、結構近い形で流れて居ますので今しばらくはこんな感じかと

それにしても、違和感無く完璧に融合したサイトですが、口調を固定しないと言う事だけは決めた上で書き始めたのは私なんですが、難しいです

ルイズの口調は何となく掴めている気はしているんですが、シエスタが……

ここにタバサとかギーシュとかキュルケとかが加わるんですが、難しい話です




以下には、 Arcadiaに投稿させていただいた際にいただいた感想に対するレスです

本来ならば感想を下さった方に確認をとって(無理だとは思いますが)その感想を転載した上で説明すべきかとは思います

ですが、Arcadiaの方にあった感想は掲示板変更の流れで消えてしまいましたし、私が控えさせていただいた分も以前使っていたパソとともに冥府へと旅立ってしまいましたのでご容赦を

これだけ見ると意味不明な文章も多々あるかもしれませんが、答えから質問を読み取ってみてください

何となく、何を言いたいのかはわかっていただける“かも”しれないと言うだけなので、興味が無いと言う方は無視してくださって結構ですので

サイトの雰囲気がFateや月姫のキャラに似ている様に感じる理由はきっと、hollowが購入出来なくて悔しいからと何故かFateのSSを読み漁っていたのが原因かと

紅い弓の人のイメージが残っているのかもしれませんが、故意にそうしようとしてなっている訳ではないのでこれから変化していく可能性も濃厚ですが

とりあえず、口調に関しては今までに出て来た原作よりそこそこ年を取ったサイトと、老境に到ったサイトの口調が主になるので混ざるのはそうないかと

オールド・オスマンとワルドが被るかなぁって言うぐらいでほとんどのキャラと口調が被る心配は無いかと

半端に記憶があるのでこのサイトは良い方向にも悪い方向に話は進展して行きます

まだ決めて居ませんが、誰かが不幸になると言う事はありません

悪役に回るはずの人が回らなかったり、そう言う事ならあるかもしれませんが

名前のある男ってオールド・オスマンにミスタ・コルベール、ワルド、ギーシュ、ウェールズ、オリバー・クロムウェルと厨房のマルトー親父とか言う人の七人だけなんですよねぇ(三巻当時の発言でした……確か)

ワルドとギーシュとウェールズ以外はおっさんだったり爺さんだったり、この面子をTSしてどうするのかって話です

……や、それはそれで面白そうなんですけどね、結構

基本的に早い年齢で死んだサイトは混じっては居ても、戦争を生き抜いた老境のサイトに勝る事が出来なかったと言う事で、結構おじいちゃんが入ってます

肉体的な反応とかは若い頃の反応になってるんですけどね

基本冷静で、肉体に引き摺られて暴走と言うのがパターンになるかと、そのうちそれも改善されるかもしれませんが、改悪される可能性も無きにしも非ずと言う事で

とりあえず、強さに関しては近い内に決闘シーンが入ります

ただ問題は、私がギーシュ好きで、ギーシュの扱いが良くなって居たりと諸々の理由でやられ役をギーシュにやらせない可能性があるんですよねぇ

その場合は誰にするのかとか、色々と思案中です

それでは、今回はこれにて失礼




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